12 月
20
2008

申し訳ない

毎週末、相方はシンガポールの両親とメッセンジャーのWebcam通してお互い近況報告をするのですが、今日は父方のおばあちゃん(奶奶)がシンガポールの相方の家に遊びに来ていたため、奶奶と話をする機会がありました。

相方が奶奶と話をしている時、奶奶が「maeの顔が見たい」と言うので、私は相方の隣に座ってカメラに向かって「はろう~❤」と手を振ったら、

「あらー、あなたはどうやら“いい日本人(good Japanese)”のようね」

と言われました。

なんか“いい日本人(good Japanese)”という言い方が引っ掛かったので、相方に「奶奶の“いい日本人”ってどういう意味?」と聞いたら、

奶奶は元々中国の山西省に住んでいて、でも第二次世界大戦中に日本軍が攻めてきて村の人を捕まえては殺していったので、怖くて怖くて身一つで命からがら南へ南へと逃げ、最終的に南京国民政府軍の軍人だったおじいちゃんと出会って一緒に台湾に渡ったのだそうです。

だから「日本人」と聞くと、どうしても“怖い(=悪い)”って思ってしまうらしいです。

でも奶奶は、日本人みんなが悪者とは思わず、日本人の中でも「中国人を殺した軍人」は“悪い日本人(bad Japanese)”、普通の日本人は“いい日本人(good Japanese)”と気持ちを切り替えるようにしているらしいです。

それを聞いたら、もう申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

相方に、「奶奶に日本人として謝っておいた方がいいかな?」と聞いたら、

「いや、そんなことしなくてもいいよ。それより、“はよう子供作れ。私が死ぬ前に孫の顔見せろ”って言ってる・・・」

ということでした。。

(また催促だ~。ダブルで申し訳ない。。ちゅうか、もう少しだから待ってよ~(>_<))

Written by may in: family | タグ: ,

4 件のコメント »

  • 34

    おばあちゃん、大変な目にあったんだね(涙)たとえ、戦時下であったとしても、ほんと申し訳ない。トラウマだよね。それでも、Maeさんを受け入れている姿勢にすごい感銘を覚える。いい人だね。

    私も実はそういう話を彼とすることあったんだ。まず、日本に行ったとき。靖国神社の裏手のホテルに泊まったんで、お参りに行きたいと言ったら、「中国人として中に入ることはできないから、外で待ってる」っていうもんで、迷子になったら嫌だというと、「だめだ。戦犯を神として祭っている神社には入れないよ」ってなって諦めたの。

    それに、日本の韓国に対する侵略の話をしていたとき、「韓国の人は何故それほど日本を嫌うんだろう。GSPだって2倍に成長したし、学校も増えたし、鉄道だって引いたんだよ。台湾の人たちは親日なのに。」と言ったら、「結果はどうであれ、侵略は侵略だ。人の心に残る傷はそう簡単には癒せないよ。」と言われたことがあったの。

    で、この間香港に行って、ピーク(山頂)って呼ばれる観光名所に行ったら、日本軍が攻めてきた写真があって、香港の人は急いでピークに逃げたんだって書いてあったの。

    何だかとても申し訳なかったよ。歴史教育って本当に重要だなって思った。それに私って歴史を軽く見ていたんだなって反省した。
    って、脱線が長くなっちゃったね。すまんっ。

    Comment | 2008/12/21
  • mae

    34さん

    ウチのお父さんのすぐ下の弟は、生後2ヶ月で死にました。戦後の食糧難が厳しい時期でまともな状態で生まれることができず、生まれた後も母乳も食べ物も与えることができなかったため、すぐ死んでしまいました。

    冷たくなって動かなくなった我が子を、泣く気力もなくぼんやり抱くしかなかったウチのおばあちゃん。その後、弟や妹(私の叔父と叔母)も生まれ、孫たち(私)も生まれたけど、何十年経ってもそれを忘れることはなかったようです。

    そんな経験をしたウチのおばあちゃんに、

    「第二次世界大戦で負けたおかげで、日本は軍事国家の道を突き進むことなく、今の平和な日本がある」

    と言ったところで、もちろん彼女の悲しみは消えません。

    結果はどうであれ、戦争は戦争。

    日本が近隣アジア諸国にしたことは、ウチのおばあちゃんが経験したような、空しく辛い悲しみを多くの人にもたらし、それをもたらした張本人である日本人が、各国の戦後の発展を引き合いに出して“言い訳”してはいけないと思います。

    私たちの世代って、祖父母が戦争を経験してるから彼らから直接話が聞けるよね?本や教科書よりも、実際の話を聞くのが一番。本で知るよりも、悲惨で重いものだから。

    Comment | 2008/12/27
  • 34

    うん。そうだね。私もおばあちゃんやおじいちゃんから戦争の話はよく聞いていたの。

    でも、私が言いたいのは日本の歴史教育が日本がしたことをひた隠しているから、諸外国との溝が埋まらないってことなんだ~。歴史の本って事柄が羅列されているだけで、その裏にあるストーリーを全く無視しているよね。なぜ、そうなったのか。なぜ、そうしたのかってところは全く無視して、点ばかりが散らばっていて、その点をいくつ覚えたかでテストの点数が決まる気がするんだよね。

    その点と点をつなぐ事はしないんだよね。それに戦争に関する記述で、日本に不利だったり(それを記載すると日本の非を認めることになるとか)、アジア諸国の反対があったりすると、そっくり削除したり、表現を変えたりしちゃってる。

    その点、おばあちゃん、おじいちゃんの話は、Meaさんの言う通り本物だよね。体験したんだもの。でも、彼らは戦争の被害者だよね。ある日突然、B29がやってきて、町を焼いたって話をする。で、本当はうちの父は長男じゃないんだって言う。うちのおばあちゃんもMaeさんのおばあちゃんと同じ体験をしているの。

    だから、ずーっと私の頭の中には、小さい頃から「日本は戦争の被害者なんだ」って先入観があったんだ。で、広島・長崎の原爆で大勢の被害者が出た。でも、戦争を仕掛けたのは日本だよね。侵略したり、奇襲をかけたり。そう言うむごい事をした記述は短く端折って、被害を受けたところを強調している気がするのよ。

    それもまた、私が歴史に疎かったせいなんだけどさぁ。罪だなぁと思うのよ、その疎さが。諸外国の人に失礼だと思ったのさ。

    2008年12月27日 12:07

    Comment | 2008/12/27
  • mae

    34さん

    日本の歴史の教科書は、過去を伝える数多くの「媒体」のうちの一つだけど、「媒体」は人間が作っているため、どうしても制作者の意図(主観)が入ってしまい、真実そのまま伝えてないなぁ、と高校の時からずっと思ってました。

    だから、いろいろな種類の「媒体」に接することが大切だと思って、祖父母世代の人たちの話を聞いたり、新聞や本を読んだり、インターネットが普及してからはネットで調べたり、今は相方(台湾・外省人)と歴史について話したりしてるけど、まだまだ知らないことがいっぱいあると思ってます。

    34さんの彼氏さんが中国人として靖国神社の参拝を拒否したことや、韓国人が日本を嫌うことに対して理解を示したことは、これまで会ってきた中国人・韓国人たちと全く同じ反応でした。アジア近隣諸国の人の意見を聞き、自分が日本人として(日本の)内側からだけでなく外側から日本を知るのは重要だなぁと思いました。

    過去は未来へ続いているから、過去のことの認識不足は未来へ不安材料を生み出すけど、ちゃんと認識することができたら、未来を明るい方向へと変えることもできると信じてます。あの戦争で背負ってしまった十字架も、いつか下ろされると信じて。

    Comment | 2009/01/02

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