5 月
10
2004
2

意外と難しい、正しい文章

私は仕事でホームページの原稿を書いたり、他人が書いた文章の文法チェックをしたりして早3年経ちますが、未だに「文章を書くって難しいなぁ」と思います。

文章作成(コピーライティング)は、なまじ「これが正解、パーフェクト!」というのがないので、書き上げた時に「よし、これでOK!」と思っても、その後、取り返しのつかない状態になってから(ホームページだったらアップ完了後、印刷物だったら印刷終了後)、間違いに気付くこともしばしば。

その度に「はぁ~、自分の文章に迷いなく自身満々になれるのは、いつのことやら・・・」と、ため息ついています。

こんなそんなでまだまだ紆余曲折真っ最中の私にとって、文章作成トラの巻にしているものあります。

それは、「日経ITプロフェッショナル」2003年5月号。この号の特集は、「ITエンジニアの必須スキル 実例で学ぶ文章の技術」!

基本的に、技術系の人が書く文章は非常に難解です。内容が難解ではなく、文法が難解なのです。これに私は何度も泣かされてきました(「文法メチャメチャで言いたいことがサッパリ分からん!うがぁーっっ」って)。

この特集は「技術者が書く文章はどれだけヒドイか」を解説し、「そんな技術者らに、正しい文章を書かせるコツ」を分かりやすく説明した素晴らしい特集です。

その内容を、ここでちょっと紹介!

■正確で分かりやすい文章にするためのチェックポイント!

1 主語と述語が正しく対応しているか

× チャドの役割は、アンソニーやフリーの暴走を止める
 チャドの役割は、アンソニーやフリーの暴走を止めることだ。

(「役割は止める」では意味が通じません。「役割は止めること」で正解)

2 「なぜなら」や「もし」などを正しい言葉で受けているか
例 : 「なぜなら~だから」「全然~ない」「決して~ない」
    「必ずしも~ない」「なぜ~か」「一体~か」「もし~なら」

× なぜなら、そこに靴下があった。
 なぜなら、そこに靴下があったからだ。

(ペアで覚えてしまいましょう)

3 時制は正しいか

× 従来の問題は、ドラッグに溺れたことである。
 従来の問題は、ドラッグに溺れたことであった

(「従来の〜」は過去を示します)

4 長過ぎる文になっていないか

× アンソニーが髪を切ったその年のWOODSTOCKはNY州郊外の米軍基地で行われ、3日間のロックの祭典のトリであったレッチリのステージの最中に暴徒による放火が始まり、売店は襲われ、観客は一斉に逃げ出した。
 アンソニーが髪を切ったその年のWOODSTOCKは、NY州郊外の米軍基地で行われた。3日間のロックの祭典のトリであったレッチリのステージの最中に暴徒による放火が始まり、売店は襲われ、観客は一斉に逃げ出した。

(文章は、短い方が解りやすくて、ビューティホウ)

5 逆接の接続詞を繰り返していないか

× ジョンの脱退により、解散したジェーンズ・アディクションのデイヴ・ナヴァロがギタリストとして加入した。しかし、ジェーンズ・アディクションの再結成により、デイブはジェーンズ・アディクションに戻る。だが、ギタリスト不在となったレッチリは再度、ギタリストを探さなくてはならなくなった。
 ジョンの脱退により、解散したジェーンズ・アディクションのデイヴ・ナヴァロがギタリストとして加入した。しかし、ジェーンズ・アディクションの再結成により、デイブはジェーンズ・アディクションに戻る。そのため、ギタリスト不在となったレッチリは再度、ギタリストを探さなくてはならなくなった。

(逆接の繰り返しは、逆接ひとつ取ってしまえば大抵OK!)

6 二重否定をしていないか

× アンソニーのロン毛に興味を持たない人はいない
 アンソニーのロン毛には誰もが興味を持つ。

(肯定文にするとスッキリしますが、印象を強めるテクニックとして二重否定を使うなら良し!)

7 「・・・だ」「・・・だ」など、同じ語尾を続けていないか

× ヒレルの死後のギターリストのオーディションを受けて加入したのが、ジョンだった。ジョンは、レッチリの大ファンだった。4thアルバム『母乳』、5thアルバム『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』に参加したのだった
 ヒレルの死後のギターリストのオーディションを受けて加入したのが、ジョンだった。ジョンは、レッチリの大ファンであった。4thアルバム『母乳』、5thアルバム『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』に参加したのだった

(同じ語尾が3つ続かないよう、適当に語尾を変えましょう)

8 助詞の「の」を3つ以上つなげていないか

× メジャーデビューアルバム「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」ジャケット鬼太郎は、
 メジャーデビューアルバム「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」ジャケット鬼太郎は、

(くどくならないようにしましょう)

参考になったでしょうか?(例文が偏っていて、申し訳ない・・・)

正しい文章って、ホント難しいです。これからも、頑張って精進していきまーす。

Written by may in: work | タグ:
5 月
07
2004
4

文章に現れる全てのこと

私は仕事で他人が書いた文章の文法チェックや修正をしています。そのため、とても注意深く人の文章を読んでいるのですが、最近あることに気付きました。

それは、

「文章は、ダイレクトにその人の性格が表れる」

ということです。

全く同じ内容の文章を数人に書かせたとしても、表現方法、言い回し、言葉の選び方が人によって違ってきます。その“違いの部分”が、その人の特徴をとても雄弁に語るのです。

例えば、

・ユーモアのある人は、サービス精神旺盛な文章を書きます。
・気遣い屋さんは、当たりのやわらかい文章を書きます。
・注意力のない人は、話題があちこちに飛んで論筋を追うのが大変な文章を書きます。
・思いやりのない人は、カサカサに乾いた深みのない文章を書きます。
・斜に構えた人は、斜に構えた文章を書きます。

面白いですねー。「文章占い」でもやろうかな。

Written by may in: work | タグ:

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